任意調査とトラップ調査（ライトトラップ、ピットホールトラップ、糖蜜トラップ等）、ツルグレン法などにより昆虫類相を把握します。また、調査状況に応じてマレーズトラップなどによる長期的な定量調査を実施します。

現地で得られたデータと調査地域の環境をもとに貴重種の利用環境を把握します。草食性の種では食餌植物の生育状況についても調査を行い、繁殖環境や採餌環境など、より詳細な生息環境について把握します。

調査で確認された昆虫類について、調査地域の立地や植生環境などから、その地域の昆虫相について評価を行います。

現地で得られたデータをもとに貴重種の繁殖環境や採餌環境の解析・評価を行います。また、確認個体数や利用環境の質的状況などから調査地域における貴重種の生息状況について総合的に評価します。

調査結果をもとに、貴重種を対象とした事業計画に伴う影響予測を解析・評価いたします。また、必要に応じたミティゲーションについて提案します。

昆虫類相は植生や立地環境で種の構成が異なります。環境別に昆虫類相の詳細調査を実施して調査地域のビオトープマップを作成します。

貴重種や昆虫類相を保全・回復するために必要な基礎調査を行い、具体的な保全対策や、生息環境を回復させるための計画案を提示します。